ブログをご覧いただきありがとうございます。カイシャ工房代表の山田です。
今回は「先生を選ぶスキル」について書いていこうと思います。
耳慣れないスキルだと思いますが、学生と保護者にとって非常に重要なスキルです。
なぜ重要なのか、どうやってそのスキルを伸ばしていくのかをご覧ください。
「先生を選ぶスキル」はなぜ重要か?
「生徒が先生を選ぶなんて不謹慎だ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、国が考案した学力の三要素の中に「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」が盛り込まれている以上、主体的な学びに重点が置かれていることは周知の事実だと思います。
主体的な学びを重要視しているのに、学ぶ側の生徒が先生を選べないというのはおかしな話ですよね?
教員採用試験の競争倍率は年々下がっており、2019年の公立小学校の倍率は全国平均で2.7倍でした。
都道府県によっては1倍近いところもあります。
出所)文科省「令和2年度(令和元年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント」
この競争率で、良い人材が集まるわけがありません。
人生で一番多感な時期に、先生から受ける影響は非常に大きいです。良い意味でも悪い意味でも。
「この先生は合わないな」「この先生変だな」と敏感に察知したら、そこから「先生を変える」という行動をとることが、身を守るためにも非常に重要なのです。
「先生を選ぶ」チェックポイント
もちろん学ぶ側の目的や性格によって、相性も非常に重要です。
ただ、私自身も先生を経験し、さらに学校や学習塾のコンサルタントとして多くの先生とお会いしてきた経験から注意して欲しいところのチェックポイントを考えてみました。
完全に私の主観ですので悪しからず。(先生方には怒られそう笑)
1.現在進行形で学びを続けている(生徒に教える勉強以外)
生徒に勉強しろと言う割に、自分自身は勉強に時間を使っていない方がいらっしゃいます。
忙しいのは何も先生だけではありません。
先生は何を学んでますか?という質問をしてみると、色々見えてくるものがあると思います。
2.社会の動き、先端技術に対して敏感である
これからの社会において、ITリテラシーが高いかどうかは、特に仕事に関して重要な要素になります。
先生のITリテラシーが低いと、生徒のリテラシーが高くならないです。
スマホをただ禁止するのではなく、スマホの使い方を伝られる先生だといいですよね。
3.「~すべき」「~ならない」というバイアスが少ない
私自身も現在学生と接していますが、考え方や物事の捉え方が全然違うと感心することが多々あります。
我々が生きてきた価値観と現在の学生の価値観とでは、明確な違いがあります。
それに気づけず、「自分のときはこうだったから」という観念で接している先生もたまにいらっしゃいます。
「~すべき」「~ならない」といった言葉を頻繁に使う方はその傾向が強いように思います。
4.子どものことを好きすぎない
子どもという存在が好きという気持ちが強い先生がたまにいらっしゃいます。
その気持ちが強すぎると、感情移入しすぎてしまったり、生徒に好かれようとご機嫌をとったり、自分の価値観を押し付けてしまったりと、ろくなことがありません。
一人の人間として生徒を尊重できる人で、なおかつ客観的な視点を持てる先生が、人気のある先生である場合が多いと思っています。
さいごに
いかがでしょうか?
合わない先生と出会ったときに、「逃げる」という選択肢を持ってください。
学校の先生の場合はすぐに担任を変えるということは難しいと思いますが、それならば行かなければいいと思います。
学校に行かなくても、立派な大人になることはできます。
私は高校の2年~3年はほとんど学校行ってないですが、楽しく生きています。
今はオンラインで学べるため、学力の遅れを昔ほど心配しなくても大丈夫です。
学ぶ側に「先生を選ぶ権利」があるということは、生徒と保護者の方は念頭に置いていただけると嬉しいです。
現在進行形で悩んでいる方がいらっしゃれば、少し勇気を出して相談してみてください。
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