カイシャ工房代表の山田です!
今我々が生きている社会は、急速に個別化が進んだ社会です。
それぞれ個人が、ある程度自分のやりたいことができる・許容される社会なわけです。
どんなことがあって変化してきたのか、どんな社会になってきているのかをまとめてみました。
社会変化の歴史
1960年の統計では、第一次産業(農業、林業、漁業)の自営業者が労働人口の約3割いました。
かなりの数の人たちが、昔ながらの村の生活、農業に従事していたわけです。
この状況が激変するのが、高度経済成長期でした。
工業化の拠点が各地につくられ、多くの若者が都会に出ていきました。
2017年では、第一次産業の15歳以上就業者の割合は5.1%まで下がっています。
若者は何を求めたか
このときの若者たちが求めたものひとつは、「自由」だったのではないかと思います。
田舎では皆が知り合いです。
安心感もあったでしょうが、昔ながらのしきたりを面倒に感じる人もいたでしょう。
そんな田舎から抜け出して、都会で自分で稼いで豊かになる。
自由に恋愛して結婚する。
演劇や音楽のような、田舎にはない都市の文化に触れる。
そして、世界史上類をみないようなスピードで、日本人は農村を捨てて都会化し「個人」となっていったといわれています。
情報化社会でさらに個別化が加速する
1995年ごろからインターネットが普及し、さらに2000年に入るとブログなどで個人が情報を発信するようになりました。
それまでは、情報を発信することは非常に限定された人のみができることでした。
新聞、テレビ、本の出版など、ある程度実績や社会的信頼がある人のみが情報を発信できていたのです。
それがSNSの普及によって、誰もが情報を発信することができるようになりました。
自分の考えを自由に発信できるようになったことで、さらに「個別化」が進むことになりました。
これからの社会で必要なこと
自由が進んだことによって、多くの人が「どう生きていくか」を問われる時代になりました。
農村にいるときは、どう生きるかなんて考えなくてもよかったはずです。
プライベートなんてなく、みんなで同じことをやっていればよかったので、悩む必要がなかったのです。
親や家のしきたりが強かったときも同じです。
それらから解き放たれ、急に「なんでもしていいよ」と言われるようになりました。
その変化をプラスに捉える人もいれば、逆に自分のやりたいことが見つからない人はどう生きていけばよいかわからない人が増えていると感じます。
そこでより必要になってくるのが、「自分を理解すること」です。
自分はどういう人間で、何をしていきたいのか?
これが定まって初めて自由に生きていくことができるのではないでしょうか。
自己理解の方法は色々ありますが、中でもコーチングは非常に有効な手段です。
気になる方は一度体験してみてください!
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