カイシャ工房代表の山田です。
近年の学習塾のトレンドとして、個別指導のニーズの高まりがあります。
(引用:業界動向リサーチ)
2018年から個別指導塾の売上が伸びていることがわかります。
コロナ禍によりGIGAスクール構想が一気に進展しましたが、その背景としては教育の個別最適化が叫ばれているからです。
集団で同じものを一斉に教えられるという画一的な教育から、それぞれの個性にあった教育をすべきだというニーズが読み取れます。
個別指導のデメリットを考えてみよう
個別指導のコンセプトは確かに現代のニーズと合っていると思います。
ただ、トレンドがそうだからと言って、安易に「個別指導がよくて集団指導はダメ!」という考えは危険です。
学習塾のコンサルティングをしてきた経験を元に、個別指導のデメリットを考えてみました。
先生の質が落ちる
集団指導と比べ、個別指導では大量の先生が必要になります。
そして、先生を増やせば増やすほど人件費が増えるため、塾側は利益が減るため安く先生を雇おうとします。
そうすると必然的に学生が増えます。
当たり前ですが、学生とプロの講師ではレベルが全く違います。
学生と1対1で教えてもらうほうが合っているのか、教え方のうまいプロの授業を集団で受けるのか。
どちらが良い悪いではなく、どちらが合っているかで決めるべきです。
月謝が高くなる
当たり前ですが、個別指導の場合は先生が見る生徒の数が少ないため、利益が少なくなります。
なので、授業料を高くするしかありません。
個別指導で料金が安い場合は、人件費が安い(=学生)可能性が高いということです。
学生が悪いというわけではありませんが、本業が大学生のため長期間指導してもらうのは難しいですよね。
成績を上げづらい
個別指導のよいところは、一人ひとりの苦手に合った指導ができるということです。
しかし、生徒の苦手に立ち返って教えていると学校の勉強の進度に間に合わないというジレンマがあったりします。
そこをどうやって間に合わせるかが先生の腕の見せ所ですが、上記で書いたように個別指導の場合は学生講師が多いです。
そうすると、結局学校の成績が上がらない、もしくは上がるのに時間がかかることがあります。
子どもに合っているのは何か
あえてデメリットだけあげてみました。
個別指導も集団指導も両方違う良さがあります。
盲目的に個別指導がいいんだ!という声を聞くことが増えたため、警鐘のために書いてみました。
ぜひ塾を選ぶ際に参考にしてみてください。
個別指導のデメリットばかり書きましたが、カイシャ工房は完全1対1の個別指導です(笑)
少数しか生徒を募集しておらず、すべて代表が担当します。
来年度はまだ募集をしているため、気になる方はぜひお問合せください!