カイシャ工房代表の山田です。
様々な形で中高生のキャリア支援をしていますが、「自分が何をしたいのか?」を見つけられずに悩んでいる中高生をよく見ます。
私は「何をしたいか?」を見つけるのは、一つのスキルだと感じています。
スキルなので、練習をすれば誰でも身に着けることができるものだと思っています。
見つけることが得意な子と、そうでない子では何が違うのでしょうか?
今回はそんなことを書いていこうと思います。
「何がしたい?」が見つからないのはなぜか?
多くの学生と接してきて、「何がしたい?」がなかなか見つからない人にはいくつかの傾向があると思ったのでまとめてみたいと思います。
1.我慢する癖がついている
自分の欲望に蓋をする癖がついてしまっている人は、「何がしたい?」と聞かれてもなかなかでてこなかったりします。
蓋をしてしまう理由は、
- 親の影響
- 周囲の目が気になる
- 失敗を極端に嫌う
など色々あると思います。
そういう人は、小さいところから自分の欲望を口に出すことから始めましょう。
最初は仲の良い友人から、少しずつ対象を広げていくような練習をするとよいでしょう。
2.自分自身が何を考えているか(感じているか)がわからない
自分のことは、自分が一番よくわかっていなかったります。
自分自身のことを知るには、それなりの訓練が必要です。
そのために、
- 他人と対話する
- 独りで考える時間をつくる
- 勉強する(色々な考え方や感じ方を学ぶ)
ということが重要だと思います。
これらの練習を積めば、少しずつ「何がしたい?」がわかってくるものです。
「何がしたい?」は見つけることがゴールじゃない
「何がしたい?」は、一度見つかったとしても年齢やおかれている状況などで変化することを前提に考えるべきです。
ただ、「何がしたい?」を見つける練習をしておけば、その都度の変化にすぐに自分で気づくことができます。
その変化に敏感に気づき、すべきことがわかっている状態はひとつの幸福ではないかと思います。
コツコツと日々練習していくべきことが重要です。
みなさんは、今何がしたいですか?