カイシャ工房代表の山田です。
学校のテストや受験勉強ではない学びを重要視しているカイシャ工房が、何を最も重要視しているかというと「自分はどうありたいか」を知ることです。
そして、「自分はどうありたいか」を知るための最大の方法が対話だと考えています。
さて、みなさんの周りで「対話」ができる人はどれぐらいいるでしょうか?
なぜ「自分はどうありたいか」が重要なのか
「どうなりたいか」ではなく、「どうありたいか」です。
この違いが非常に大きいと思っています。
どうなりたいか?は割と具体的だったりします。
中高生のみなさんにとっては、恐らくなりたい仕事のイメージではないでしょうか。
どうありたいか?の場合は、自分がどんな状態でいたいのか?という問いに変換できます。
具体的なことでなく、自分に向き合って考え続けることが必要な問いです。
「こうありたい」という姿があり、それを実現するために「こうなりたい」があります。
ありたい姿⇒なりたい姿
こんな図式が成り立つのではないでしょうか。
そう考える、「どうありたいか」から考えることが本質に近いですよね。
「どうありたいか」を知るために必要なのが対話
対話とは何か
一般的に、対話とは以下の要件を満たしているものだと言われます。(諸説あります)
- 2人で向かい合って話すこと
- 「意味」を共有するためのもの
- 相互理解のためにするもの
- 水面下にあるものについて話すこと
対話でやってはいけないことと比較するとイメージがしやすいと思います。
【対話でやってはいけないこと】
- 自分の考えや価値観を押し付けること
- 一方的に話す、聞く
- 相手の話を遮る
普段の会話や雑談とは違うことがわかると思います。
自分自身のことは、思っているより自分で理解できていなかったりします。
人と話すことで自分の考えが整理できた経験がある方も多いのではないでしょうか。
このように、対話ができる人が身近にいるだけで「どうありたいか」にたどり着ける確率が上がります。
しかし、上記で書いたように対話にはスキルが必要です。
みなさんの周りに、対話ができるような大人はいるでしょうか?
対話できる人を見つけよう!
対話できる人が身近にいる人は、とてもすばらしいことだと思いますので大事にしてください。
家族や友人など、距離感が近すぎると対話は難しかったりします。
また、学校の先生は一人ひとりの生徒と対話している時間はありません。
そうなると、対話できる大人を探す必要がでてきます。
インターネットで無作為に探すことに抵抗がある人は、NPO法人などの団体を探してみてください。
対話というものがよくわからなかったり、その効果に疑問を抱く人がいたらぜひ一度お話してみましょう。
自分にとってなぜ大事なのかがわかると思いますよ!