以前コーチングについていくつかブログを書きました。
今回はコーチングの中でも重要なスキルのひとつである「聞く」ということについて書いていきます。
「話す」スキルについては具体的にイメージしやすいと思いますが、「聞く」スキルについてはどうでしょうか?
「話す」練習をすることはあっても、「聞く」練習をしたことはありますか?
「聞く」というのもひとつのスキルであり、ちゃんと「聞く」ことができる人は社会人でも本当に少ないです。
それぐらい、「聞く」というのは難しく、練習が必要なことなのです。
なぜ「聞く」ことが難しいのか
1.文化、価値観、経歴に違いがあるから
そもそも「自分」と「相手」は違うということを理解している必要があります。
そして、その違いを理解するためには相手の文化や価値観を尊重することが重要です。
2.異なる言葉を使っている場合がある
これは日本語とか英語とかではなく、慣れ親しんでいない語彙を使っているという意味です。
おじさんになると高校生の使っている言葉に違和感を覚えるのは、「慣れ親しんでいない言葉≒異なる言語」だからです。
わかりにくい先生の授業なんかでもよく起こります。
3.相手のことよりも自分自身のことに集中してしまう
聞きながら「自分だったら・・」とか「それは違うだろ・・」という考え方は、聞くことの妨げになります。
また、上下関係があると防御態勢だったり、逆に上から目線になってしまうことで、聞くことに集中するのが難しくなります。
人間は自分の聞きたい言葉しか聞かない
これはドイツの詩人ゲーテの言葉です。
共和制ローマ末期の人物であるユリウス・カエサルも似たような言葉を残しています。
恐らく人間の真理なのでしょう。
デフォルトで間違った解釈がされるようになっているのが人間です。
相手の言うことを正しく理解する、もしくは事実を正しく認識するには、意識的に練習することが非常に重要なのです。
ちゃんと聞くことができる人と対話してみましょう
具体的にどのようなテクニックがあるのかは、また別の機会に詳しく書いていきたいと思います。
「聞く」という行為は非常に奥が深く、難易度の高いスキルです。
このスキルを持つ人と対話をするだけで、目の前にある霧が晴れる感覚を経験することができたりします。
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