こんにちは!カイシャ工房の山田です。
前回に引き続き、思考バイアスをはずすためにブログを書いていきます!
(前回のブログを読んでからのほうがわかりやすいと思います)
今回は浪人についての考え方です。
私は仕事柄高校生や保護者とお話する機会が多くありますが、浪人について話を聞くと
「絶対に浪人はしたくないorさせたくない」とほとんどの方が仰います。
しかし、その理由を伺うと明確に理由がある方は少なく、
「浪人はよくないもの」という固定概念が非常に強いです。
本当にそうでしょうか?思考バイアスをはずしていきましょう!
浪人しても大丈夫なの?
浪人について、間違った認識や、昔はそうだったけど今は違うことが割とあります。
1.部活動や課外活動に専念できる
これは浪人することの一番のメリットです。
部活を最後までがんばる生徒が、大学受験の現役合格にこだわると、選択肢が非常に狭まります。
少なくとも勉強する教科の多い国公立は難しくなります。
そのような状況であれば、部活や課外活動を最後までやりきり、初めから浪人する前提で計画を練ったほうが志望校合格の可能性は格段に上がります。
2.浪人することにそれほどお金がかからなくなっている
昔は「浪人生=予備校」というのが常識でした。
このことが、浪人生はお金がかかるという固定概念に繋がっています。
(予備校によって違いますが、だいたい年間70万~100万ぐらいです)
しかし、今では予備校以外の選択肢が充実しています。
オンライン家庭教師の質が上がり、費用もだいぶ軽減できます。
勉強する場所であれば、コワーキングスペースを契約するのも良いでしょう。
現役合格にこだわって私立大学に行くぐらいなら、浪人して国公立に行ってもらったほうが金銭的には負担が少ないのです。
3.意外と就活で高評価
これは私の経験則ですので確証があるわけではありません。
キャリアアドバイザー時代に様々な企業の人事に会いましたが、浪人経験者を好む企業は非常に多かったです。
少なくとも、浪人をマイナス評価する会社には出会ったことがありません。
自己管理能力や、粘り強さを測るひとつの指標になるのでしょう。
さいごに
今後は新卒一括採用は減っていき、通年採用が増えてくると思います。
今までとは、採用慣習が全く変わるのです。
結婚し、子どもを産んでから就職をする
留学にもっと時間を使ってから就職をする
やりたいことを探すことに時間をつかってから就職をする
これからはキャリアの選択肢はもっと幅広くなっていき、自分自身で何がしたいかを考える必要性が大きくなります。
そのような時代の流れと照らし合わせれば、浪人という選択肢はそこまでマイナスではないと思います。
もちろん、浪人したからといってうまくいくわけではないのでやみくもに勧めるわけではありません。
ただ、固定概念で浪人はダメ!と決めつけないことが重要です。
【LINEでの相談も受け付けています】