カイシャ工房の山田です。
学生と話をした後にその保護者とお話をすると、口癖やセリフが全く同じでびっくりすることがよくあります。
特に学生の価値観を紐解いていくと、7割ぐらいは親の価値観によると感じています。
そんな話をすると子どもに何かを伝えるハードルが途端に上がってしまいます。
伝えたいことがたくさんある中で、子どもにどんなふうに伝えていけばよいでしょうか。
様々な学生や保護者の方とお話した経験から、伝え方のポイントを書いていきます。
悩んでいる方にとって、少しでもヒントになれば幸いです。
主観と客観を明確に分ける
親が子どもに何かを伝える際の伝え方として、それが主観的な意見なのか客観的な意見なのかを明確に区別して伝えることが重要だと考えています。
Why?(なぜ明確に区別することが重要か)
子どもにとって、親の言うことは常に正しく守らなければいけないものです。
普段言うことを聞かない子どもでも、親が言っていることは存外行動に反映されているものです。
そんな影響のある親の言動が、親自身が感じたり経験したりしたものなのか、普遍の事実として語られていることなのかで子どもの考える力に大きく影響を与えます。
What?(何を区別して伝えるのか)
これは具体的な例で説明していきます。
例①
・学歴はとても大事
⇒これは明確に主観だと思います。
学歴の価値は時代によって変化します。
詳しいことが気になる方はこちらのブログをご覧ください。
例②
・思いやりをもつこと
⇒経験談としては主観的ですが、概念としてはある程度普遍的なことだと思います。
「人間が社会生活をする上で」という観点で見たときに、客観的な事実として伝えたほうが子どもにとっては納得感が得やすかったりします。
さいごに
親が気を付けなければいけないことは、自分が体験してきたことが正しいと思わないことです。
30年前と現在では社会通念が大きく変化しており、必要とされる能力や価値感も大きく違っています。
それこそ、5年後でも大きく変わっていると感じるぐらいです。
子どもに伝えたいことが、果たして客観的なことなのか主観的なことなのか。
社会情勢の変化に照らし合わせて、今一度考えることが重要ではないでしょうか。
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