カイシャ工房代表の山田です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
最近テック界隈で個人的に一番注目しているのが「メタバース」です。
この分野にはマイクロソフトやFacebookが巨額の投資をしています。
教育をビジネスにしている人にとっては、サービス提供の根幹が変わる大きな技術だと思います。
生身のコミュニケーションは学校の活動で、学びに関しては全てデジタルの仮想空間上で実施されるような未来がすぐそこまで来ています。
メタバースとは
KPMGコンサルティングによると、「プラットフォームとして提供された仮想空間で、医療や教育などのさまざまなサービス・コンテンツを提供できる」形態をメタバースの定義としています。
最近では「フォートナイト」「Roblox」「Minecraft」、そして「どうぶつの森」なんかもメタバースだったりします。
この動画はFacebookがβ版を発表した仮想空間の会議サービス「Horizon Workrooms」です。
完全にSFの世界ですね。
これが製品としてリリースされようとしています。
メタバースが教育にどう関わるか
大学が変わる
今までのような講座を受けるような大学の授業は、仮想空間で行われる可能性があります。
過去の記事で、すでにオンラインで学位がとれることについて書きました。
この流れがさらに加速したり、大学の統合が起こりそうです。
入試が変わる
AR/VRのような没入型世界で、より高度な仮想コミュニティーが実現すれば、
カンニングなどの不正を検知しやすくなります。
また、五感も含めて投影されるような仮想空間であれば、ペーパーテスト以外の方法で選抜する方法が全国規模で可能になるかもしれません。
各大学がより個性的な入試をつくれるようになり、ますます大学入試が多様化するかもしれません。
塾・予備校の授業が変わる
学習塾や予備校で授業を配信したり、オンライン授業を実施したり、遅ればせながらではありますが少しずつデジタルが普及しています。
しかし、このメタバースが普及すると、全国の学生が同じ空間を共有するイメージで一斉に授業を受けられるようになります。
それこそ、日本で一番わかりやすい先生の授業が、どこにいてもライブのように受講できるようになるのです。
映像授業はいつでもどこでも見れる反面、その人の自主性は自制心に依存するところが大きいです。
仮想空間を使った一斉授業では、そういった懸念を払しょくできるのではないでしょうか。
さいごに
義務教育も変わる可能性がありますが、国がひとつの仮想空間をつくって全国の小中学生を一斉に指導すると効率化は最高ですが、現実味がないのでやめときます。
ただ、教育の在り方は間違いなく変わるでしょう。
まだ先の話ではなく、すでに存在する3~5年で到来する未来です。
ITリテラシーの低い教育業界ではまた導入は遅れるでしょう。
ただ、社会はそれを待ってくれません。
学生のみなさんは、どんなふうに学びたいですか?
保護者の方は、この変化にどう対応していきますか?
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