ブログをご覧いただきありがとうございます!カイシャ工房代表の山田です。
先日書いたブログの中で、学歴の価値が下がる理由のひとつとして「オンラインで学位がとれるようになるから」ということを書きました。
今回は実際にオンラインで学位がとれるサービスをご紹介します。
我々大人が経験したことがないキャリアを選べるようになっています。
大人は、自分が経験してきたキャリアが今の時代にはそぐわないということをもっと意識すべきです。
スタンフォード大学発のMOOC「Cousera」
Coursera(コーセラ)は、2012年の4月に、スタンフォード大学のアンドリュー・エン准教授とダフニー・コラー教授の2人によって設立されたMOOCs(無料オンライン教育サービス)です。
プリンストン大学やペンシルバニア大学といったアメリカの有名大学に加え、東京大学やシンガポール国立大学などもCourseraに参加しています。
企業で言えば、GoogleやIBM、SAPといった大規模なIT企業が講座を提供しています。
世界最先端の授業がオンラインで無料で見れるということで、非常に衝撃的でした。
2021年3月にニューヨーク市場に上場しました。
決算資料によると、2020年は前年同月比59%と非常に高い伸び率です。
個人向けだけでなく、企業向けや学位のとれるサービスでマネタイズをしています。
大学に行く意味が変わる
決算資料でおもしろいところが、ユーザー数の内訳の80%がアメリカ以外の人たちだということです。
ヨーロッパやアジア、アフリカで広がっており、世界中の人がアメリカの最先端の授業を受けることができます。
アメリカの大学に行こうとすると、非常に高いお金がかかります。(スタンフォード大学だと年間6万ドル~7万ドルぐらい)
日本だと私立の医学部に行くより高い金額です。
ちゃんと勉強したいと思っている人にとっては非常に魅了があるサービスですよね。
また、企業向けのサービスの顧客の中に、大学も含まれています。
日本の大学でもCouseraの授業を提供していくことになるところも多くなっていくと思われます。
そうなると大学教育の在り方もかなり変化するのではないでしょうか。
オンラインで学位がとれる
有料にはなりますが、有名大学の学位がオンラインで取得できます。
例をあげると、
・経営学修士課程(イリノイ大学)
・会計学修士課程(イリノイ大学)
・経営学修士課程(マッコーリー大学)
・コンピューターサイエンス修士課程(アリゾナ州立大学)
・コンピューターサイエンス学士課程(ロンドン大学)
・データサイエンス修士課程(ミシガン大学)
そのほか、社会科学や芸術など幅広い分野で学位が取得できます。
このようなサービスがあるのに、大学受験のための勉強をし、日本の大学の学歴を得ることに意味があるのでしょうか?
さいごに
近年では、オンライン講座(特に有名大学のもの)の修了証の価値が見直されてきています。
それもあってか、履歴書やLinkedInのプロフィール欄に、オンライン授業の修了証を記載している人が増えています。
大学に合格することをゴールに、大学受験のためのテクニックを学ぶような勉強に何の意味があるのでしょうか。
その先を見据えている世界中のライバルと戦うためには、まず「何のために学ぶのか」を考えるところから出発する必要があります。
良い大学に行くことだけが成功ではありません。
親の通ってきたルートが正解ではありません。
自分のキャリアと、自分が何をしたいかを改めて考えてみませんか?
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