カイシャ工房代表の山田です。
Skipping School PROJECT~高校をSkipして大学へ~の1期生が無事3名確定しました。
世の中の反応は非常に良かったことは前回のブログでご報告しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
この広告の反応を受けて、当事者である高校生はどう思っているのだろう?と思いリサーチしてみました。
以下3つの質問をしてみました。
①高校は楽しいですか?
②高校に行かない人が同世代の半数いる場合、あなたは高校に行きますか?
③高校に行っている理由は何ですか?
それぞれの結果と考察を書いていこうと思います。
質問①:高校は楽しいですか?
「はい」と答えた人が417人、「いいえ」と答えた人が51人という結果になりました。
個人的な感想で言うと、想定通りという感じでした。
約1割の生徒が「楽しくない」と思いながら高校に通っているというのが事実です。
令和2年度の学校基本調査によると、全国の高校生の人数は3,092,064人です。
アンケート総数がそこまで多くないので誤差はもちろんあると思いますが、約30万人の高校生がつまらないと思いながら毎日を過ごしているということになります。
男女差にはほぼ違いはありませんでした。
質問②:高校に行かない人が同世代の半数いる場合、あなたは高校に行きますか?
現在はそもそも「高校に行かない」という選択肢自体がないと思っています。
仮にそうではなかった場合、どんな選択肢をとるのかを知りたいという意図でこの質問を考えました。
結果は上記の通り。全体で9.4%が「いいえ」と回答しています。
要するに、高校に行かないという選択肢が普通であれば、現時点でも9.4%が高校に行っていないということです。
「わからない」という選択肢も含めると26.3%になります。
4人に1人が高校に行くかどうかわからないという状況が、教育の現状を表していると思います。
そして、女性のほうがよりその傾向が強いということが特徴としてあげられます。
そして興味深いのが、この質問で「いいえ」と回答している人で、質問①:高校は楽しいですか?に「いいえ」と答えている人は12人でした。
高校に行く理由と楽しいかどうかは、必ずしも同じではないということがわかります。
質問③:高校に行っている理由は何ですか?
「みんな行っているから何となく」という学生が23.1%います。
女性より男性のほうがこの傾向が若干強いようです。
質問②の女性の反応を併せて考えると、女性のほうが目的意識を持って行動する傾向があるのかもしれないと感じました。
さらに細かく分析すると、「みんな行っているから何となく」のみを選択した人は30人(全体の6.4%)でした。
また、女性は「青春を楽しむため」を選択した割合が高いことも特徴的です。
高校は絶対に行かないといけない場所ではない
今回はリサーチの総数がそこまで多くないため、あくまでも参考として考えていただきたいです。
ただ、今回Skipping School PROJECTで様々な方とお話をした体感とだいたい一致する結果でした。
- 中学校は適切な進路指導ができているか
- 学習塾は高校に行く意味を伝えらえているのか
- 家庭で子どもの意見は聞けているのか
中学生と関わるステークホルダーにとっては、示唆に富む結果だったはずです。
「高校に行かない」という選択肢が普通になれば、子どもはもっと主体性を持って人生を歩めると思います。
それは主体的に学ぶことに繋がり、人生を豊かにすることに直結すると私は考えています。
Skipping School PROJECTについて、詳しく知りたい人のお問い合わせは引き続き受け付けています!
保護者の方でご相談がある方は、お気軽にご連絡ください。