カイシャ工房代表の山田です。
私はカイシャ工房の他に、マーケティング支援の事業もしています。
複数の会社でマネジメントをしているのですが、学生だけでなく社会人でもこんな質問をしてきます。
「どうしたらいいですか?」
この質問の仕方は、日本の学校教育の弊害だなと質問されるたびに思います。
挙句の果てには教育に携わっている学習塾の塾長でも、上記のような質問の仕方をする方がいます。
悲しくなってきますね。。。
これを見ている特に学生の方には、なぜダメなのかを説明しようと思います。
この質問がなぜダメなのか
理由は2つあると思っています。
自分で考えていない
「どうしたらいいですか?」という聞き方は、相手に「答え」や「正解」を求める質問の仕方です。
残念ながらビジネスにおいて、明確な「正解」や「答え」は存在しません。
なのにこの質問をされると、(この人は何も考えていないんだな)と思われることになります。
「答え」や「正解」がある場合は、Google先生に聞いたほうが早いです。
責任を相手に押し付けている
「どうしたらいいですか?」という質問は、「あなたの言う通りにします」という意味も含まれています。
全く主体的な質問の仕方ではないですよね。
責任を負いたくなくてあえてこういう質問をしているのであればまだ良いですが、全く無自覚にこの質問を繰り返しているととても心配になります。
なぜこの質問をする人が多いのか?
それは学生時代から、答えのある問題しか解いていないからです。
そのへんの詳しい話は別のブログで書いてますので気になることはこちらをご覧ください。
そしてもう一つの原因が、聞いたらすぐに教えてくれる大人が多いからです。
これが日本の教育の弊害だと思っています。
確かにテストの点数を上げるには、手っ取り早く教えてもらうことが楽です。
そしてそんな先生や塾が「面倒見が良い」という評価になります。
ただ、それで社会にでてから必要な力が身につくでしょうか?
あなたはどうしたいの?
私は学生や部下にはよく「あなたはどうしたいの?」と聞きます。
人に答えを求めるのではなく、まず自分はこう思います!と言えるようになることが重要です。
どうせ社会に出たら一番最初に注意されることです。
学生のうちから、こういったことをしっかり教育していきませんか?