カイシャ工房代表の山田です。
「産学官が目指すべき人材育成の大きな絵姿を示す」として、経済産業省が5月末に公表した「未来人材ビジョン」を読みました。
目を覆いたくなるような日本の現状をまざまざと見せつけられ、絶望感が押し寄せる内容でした。
今回はこの未来人材ビジョンから、教育観点でカイシャ工房ができることについて書いていこうと思います。
学ぶことに後ろ向きな日本人
社会人になってからも学びは続きますが、日本人は圧倒的に社外学習・自己啓発を行っていない人の割合が高いです。
これは、義務教育の過程で学ぶ楽しさを伝えられていないことが原因だと考えます。
勉強が、「学校の試験をパスするための作業」としてインストールされてしまっているために起こっているのではないでしょうか。
本来の学びとは、学校や受験のためではなく、自分の人生のために学ぶものです。
このことをきちんと伝えらえれていないがために、社外学習をすることに対してモチベーションが湧かないのだと思います。
人材に投資するという感覚を持つ
日本は人材投資のGDP比国際比較で非常に低い数値をたたき出してます。
国が人材投資に注力しない分、家庭への負担が大きいというのが日本の教育の大きな問題点です。
ただ、そもそも自己啓発するつもりの人が少ないのに国がお金を出すわけではなく、「鶏と卵」の問題になっていると思われます。
まずは、「自ら学ぶ意欲」を多くの人が持てるようにすること、これこそがまず最初にすべきことではないでしょうか。
受験勉強より大切なこと
カイシャ工房は、受験勉強については教えていません。
自分のやりたいことを考え、横断的に学んだり深ぼったりしながら興味を追究していくことを目的にしています。
その中で大学に行く必要がでてくれば、大学受験の攻略法をレクチャーすることもあります。
現在の中高生は、受験に合格することを勉強する動機にしている人が多いです。
これが最も解決すべき課題だと考えています。
学ぶということは本来娯楽であり、もっと能動的で創造的であるべきというのが私の持論です。
これが現在の学校教育で対応することは不可能なため、そこにカイシャ工房の意義があると感じています。
今後、学歴の価値は間違いなく下がると思っています。
将来を通じて学び続けるインセンティブを身に着けさせること。
これは受験勉強より重要だと確信しています。
ぜひ賛同いただける方は、具体的にどんなことをしていくのかをお話させてください。